スーツってどのくらいの頻度で
クリーニングに出していますか？
夏場だと
・1週間に1回？
・2週間に1回？
冬場だと
・1ヶ月に1回？
・1シーズンに1回？
大体そのくらいですかね。
毎日とかそこまで頻度ではないですが、
クリーニングに持っていくのって
意外と面倒じゃありませんか？
特に自宅から遠い目のところに
クリーニング屋さんがあったりとか
すると出すのも大変ですし、
取りにいくのも大変ですよね。
そこでふと疑問に思いました。
スーツって自宅で洗濯できないの？
それでは今回は
クリーニングと自宅の洗濯の違い
からスーツを自宅で洗えるかを
見ていきたいと思います。
ドライクリーニングと自宅洗濯の違い
まず、 スーツをクリーニングに出すときに
こんなことって聞かれませんか？
「汗抜きはされますか？」
これに対して 汗抜きをお願いしない場合は
ドライクリーニング
が選ばれます。
ドライクリーニングってどんな洗い方？
というとこですが、
ドライという名の通り水は使いません。
え？じゃあ何で洗ってるの？
って疑問が浮かびますが、その答えは
有機溶剤で洗います！
さらに有機溶剤って何？
って話ですが、
クリーニング専用の液
です。
もうちょっとイメージしやすくすると
油汚れを落としてくれる
アルコールっぽい液体
です。
自宅の洗濯機が使う液体は
水
です。
なので、
ドライクリーニングの場合、
そもそも洗う液体が違いますね。
この時点で油汚れとかの場合は、
既に自宅で洗濯するのが怪しい
雰囲気が出てきました。
しかし、まだ諦めるのは早いです。
油汚れじゃない場合は可能かもしれません。
もうちょっと見てみましょう。
ウェットクリーニングと自宅洗濯の違い
ちょっと前の質問に戻ります。
「汗抜きはされますか？」
さて、これに対して お願いした時は、
先ほどのドライクリーニングにプラスして
ウェットクリーニング
が行われます。
ドライクリーニングでは
油汚れを落とすので
汗などの水溶性の汚れは落ちません！
そこで水溶性の汚れ専用の
ウェットクリーニング
が行われるわけです。
ウェットという名の通り
水で洗います。
あれ？水なら自宅の洗濯機でも使うじゃん！
クリーニングと何が違うの？
って思いますよね。
水と洗剤を使って洗う
という基本的な行為は同じようです。
しかし、やはりプロという技があり、
むやみに家庭の洗濯機でジャブジャブ
洗うのとは違いがあるようです。
後に書きますが、
スーツの生地によっては
水で下手に洗うと型崩れしてしまうため、
難易度は高そうです。
とはいえ、ドライクリーニングよりは
希望が見えます。
次はスーツの生地の視点から見てみましょう。
スーツの生地
スーツの生地って
色々なもの混ざっているんですね。
ウール○○%、ポリエステル○○%
をはじめ、
綿○○%、毛○○%、キュプラ○○%
なども見かけるでしょうか。
これらの素材それぞれが水を吸うと
どうなるかがバラバラなんです。
あるものは水を吸うと伸びる
あるものは水を吸うと縮む
こうなるとスーツに水を吸わせると
伸びたり縮んだりして結果的に
型崩れ
といったことを引き起こすんですね。
さらには素材によっては、
色落ち
を引き起こす可能性もあるようです。
そのため、水でジャブジャブ洗うような
洗い方は難しい感じがしてきますね。
スーツの洗濯は自宅でできる？
今まで見てきて、
自宅で洗濯できない理由を挙げると
・油汚れは自宅不可のドライクリーニング
・色落ちする可能性がある
・複数の生地をむやみに洗うと型崩れ
となります。
ということはこれらをクリアする
・水溶性の汚れが気になる
・色落ちしないことを確認済み
・生地がウール100%とか1種類の生地
の条件を満たすなら できなくもなさそうです。
ですが、
無理やり自宅の洗濯機で
ガシャガシャ洗ってしまうと
スーツを痛める行為になるのは確実
なので止めておくのが無難ですね。
特に生地の種類が1つのものは
価格帯が高い傾向にあるので
避けた方が良いかと思います。
まとめ
クリーニングと自宅洗濯の違い、
スーツの繊維から見てきましたが、
結論としては、スーツのことも考えて
できません！
と断言しておきます。
洗濯機に入りますし、
一見洗えそうでしたが
強引に自宅の洗濯機で洗うと
・型崩れ
・生地の傷み
といったことを引き起こす可能性が
とっても高いです！
間違っても良いスーツを
自宅の洗濯機で洗って台無し
なんてことにならないように
気を付けたいですね。
スーツってそんなに頻繁に
買うものでもないですし、
ちゃんとした管理方法で
大切に扱ってあげましょう。
また、
今回調べていてわかりましたが、
クリーニングの宅配サービスも
あるみたいですね。
出すのが面倒、取りにいくのが面倒
という場合はおとなしく
そういったサービスを利用するのが
良さそうです。
