
GoProが火付け役となってその市場を拡大しているアクションカム、その名の通り臨場感あふれる動きのあるシーンを取ることを目的として作られたカメラです。
小型かつ軽量といった使いやすさ、防水設計などの耐久性を備えている商品ではあるものの、その使われ方から破損、故障といったことが起きるのもまた事実。
一般的なカメラよりも破損、故障の頻度が高いことからGoProは2019年4月16日に補償の定額制サービス「GoPro Plus」を新たに発表しました。
今回はそんな新サービス「GoPro Plus」に関して、
「GoPro Plus」がどういったものなのか?
アクションカメラを取り扱っているソニーやニコンの長期保証との違い
ソニーやニコンの長期保証と比べてどっちがお得なのか?
といったところをご紹介します!
「GoPro Plus」の価格は?どんな補償サービスなの?
まず、補償サービス内容としては、12カ月の間に最大2回までであれば破損の要因に関わらず交換してくれるといった正直なんでもありな補償内容となっています。
ただし、交換サービスになるため、盗難や紛失の場合は補償対象外となる点は注意です。
また、交換の手順は、新しい機材が手元に届いたあとに破損した機材送付するという流れなのでちょっと調子が悪い程度であれば全く使えない期間が出ない点も良いところです。
「GoPro Plus」の価格は月600円です。
しかし、月額600円支払っていれば無料で交換というわけにはいかず機種ごとに以下の手数料は必要です。
・HERO7 Black:10,100円
・HERO5 Black:7,600円
・Fusion:17,800円
・Karma:20,300円
ソニーやニコンの長期保証サービスとの違いは?
ソニーやニコンもアクションカムを発売しており、ソニーはHDR-AS300、ニコンはKeyMission 170 BKが人気です。
これらも買ったら終わりではなくアフターサービスが存在します。
大きなサービスの違いとしてGoPro Plusは補償サービス、ソニーとニコンは保証サービスという違いがあります。
一言で言ってしまうと、
・補償サービスは損をしたら損害を埋め合わせするサービス
・保証サービスは損をさせないと約束するサービス
です。
このため、具体的な違いを取り上げるとソニーとニコンは保証サービスは故障時に費用がかからないという点が挙げられます。
※ニコンの場合は2年目の保証金額上限は製品の80%、3年目は60%
また、損をさせないというところから永久的にサポートすることは難しいため、3年間、5年間といった期間が限定されているところも違いとなります。
価格、期間以外ですとGoPro Plusは交換のためサービス利用の際は新品が手元に届くことになりますが、こちらのソニー、ニコンの保証は基本的には修理という点も違いとしてあげられますね。
GoPro Plus、ソニー、ニコンのアフターサービスどれがお得?
アクションカムを取り扱ってる各メーカーでアフターサービスが提供されていますが、結局のところどのメーカーがお得なサービスと言えるのか比較してみましょう!
破損の要因を問わず交換してもらえるGoPro Plusのサービス内容に合わせて、
ソニーはワイド長期保証(故障に加え破損、水ぬれ、火災、水害、落雷の損傷も保証)、ニコンはスペシャル保証(故障に加え破損、水ぬれ、火災などの偶然な事故による損傷も保証)
で比較します。
また期間はニコンの保証期間が3年のため、3年間で比較します。
GoPro Plus、ソニー、ニコンの3年間のアフターサービス価格比較
■GoPro Plus
月額600円の3年間のため、21,600円
■ソニー
3年ワイド長期保証の価格は、2,160円
■ニコン
製品価格(税込)の5%のため、KeyMission 170 BK(28,000円)を例にすると1,400円
こうして見ると、GoPro Plusはなかなか高額なサービスとも取れますね。
修理ではなく新品と交換してもらえる魅力はありますが、交換の際には交換費用として最低でも7,000円以上かかることからもソニーやニコンと比較するとかなりの高額です。
このため、
・利用頻度が高くない
・故障しやすいような環境で撮影しない
といった故障頻度が高くない環境利用をする人はお得なサービスとは言えないかと思います。
さいごに
「GoPro Plus」、一見お得なサービスに見えますが、利用している人によっては実はそんなにお得ではないサービスのようです。
まとめると「GoPro Plus」は
・GoProの製品を愛用する人
・アクションカムの活用頻度が高い人
・故障頻度が高そうな環境での撮影をする人
におすすめなサービスと言えますね。
故障や買い替えに悩んでいた人は「GoPro Plus」の利用も検討してみてはいかがでしょうか?
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。