あーここも売り切れかー!

オークションは高いなー!

 

人気商品の場合、

店頭やネットショッピングで

在庫切れとなっており、

Yahooなどのネットオークションは

価格が高騰しており定価の1.5倍

なんてことも珍しくありません。

 

話題となったニンテンドースイッチも

例外ではなく、入荷しても即在庫切れ

オークションでの価格高騰になっています。

 

手に入らないものほど欲しくなるのが

人間の性、どうにかして手に入れようと

色々調べてるとSNSなどで

 

「1台余っているので売ります」

 

といったものを目にするかもしれません。

 

この時価格がオークションよりも安かったら

どうしますか?

 

ラッキー!誰かに取られる前に買おう!

 

となると思います。

 

でも待ってください!

それ、売りつけ詐欺の可能性が高いですよ!

 

2012年~2017年で約3.3倍に増加している

売りつけ詐欺、その手口と黙れされない方法、

騙されてしまった場合について取り上げます。

 

 

売りつけ詐欺の手口

端的にいうと、

①品薄商品、人気商品を売りますと声かけ

②代金だけ貰って商品は渡さない

です。

 

そんな簡単に騙せるの?

と思われるかもしれませんが、

 

最初に書いた通り、

ものすごくその商品が欲しい状態であり

冷静な判断ができないことから

騙されているのが現状です。

 

実際にニンテンドースイッチで起きた事例を

見てみましょう。

 

被害者(学生)と詐欺師のやり取りです。


被害者
ここも品切れかーニンテンドースイッチどこにも売ってないなー。オークションは高いしなー。
被害者
Twitterにでもつぶやくか。(ポチー)
 
詐欺師
お、ニンテンドースイッチ欲しがってるやつがいるぞ!カモみ~っけ!
詐欺師
Twitter1台余ってるので売りましょうか?定価くらいで良いですよ。
 
被害者
ホントですか!?いくらですか!?
 
詐欺師
ものすごく欲しいみたいですし30000円で良いですよ。
 
被害者
え!?良いんですか!?買います!!
 
詐欺師
じゃあ支払いはAmazonのギフト券でお願いします。ギフト券のコードを連絡してください。30000円分確認取れたら送りますよ。
 
被害者
わかりました!
被害者
やっと手にはいるぞ~!
 
被害者
30000円分のギフト券のコードです。XXXXXXXXXX
 
詐欺師
確認しますね。
詐欺師
よし、30000円分ゲット
詐欺師
あれ?もう使用済みで使えませんね。間違っていませんか?
 
被害者
そんなはずありません!
 
詐欺師
おかしいですね。あ!もしかしてアカウント乗っ取られてませんか?すぐに確認した方が良いですよ!
 
被害者
え!?そんな!確認します!
 
詐欺師
もう用済みだし、面倒になる前にブロックしておこう

こんなのに騙されるのかよって

思うかも知れませんが、

実際には、商品の写真なども

あったりして本当に買えると

思わせてくるので、

引っかかってしまうのでしょう。

 

さらに

 

「別の人も欲しがっているので今日中に支払えない場合は、別の人を優先させてもらいますね。」

 

などと言って焦らせることで

冷静な判断をさせないように

しているかもしれません。

 

また、被害者は購買意欲もかなり高く

商品のことしか見えていないので

怪しいところ、おかしいところが

見えていないのが現状です。

 

心理もうまく操っているところがありますね。

・1つしかない希少性で焦燥感を煽る

・定価より若干安い価格にしたお得感

・騙した後は別のところに意識を向ける

など実に巧妙です。

 

なお、この事例では、

被害者のTwitterが起点ですが、 詐欺師が

「抽選でニンテンドースイッチ売ります」

といったように不特定多数から

ターゲットを集める手法もあります。

 

 

騙されないようにする方法

騙されるということは

通常ではない、おかしいところが

混じっているということです。

 

おかしなポイントを2つ挙げて

それぞれの対策方法を紹介します。

 

ここがおかしい!

①相手が誰だかわからない

通常、お店で物を買うときは

ネットショッピングであっても

連絡先(電話番号、住所など)が

ハッキリとわかりますよね?

 

オークションであっても取引する人は

当人同士の連絡、

またはオークション運営会社により

どこの誰かがハッキリとしています。

 

しかし、

TwitterのようなSNSで

やり取りしているだけでは

どこの誰かなんてわかりませんよね?

 

なので、まずは取引しようとしている

相手がどこの誰なのか確認しましょう。

氏名、住所、電話番号

あたりですね。

 

電話番号は実際に電話をかけてみるのが

良いと思います。

 

この時点でTwitterがブロックされたら

詐欺師であった可能性は高いです。

 

「あー手にはいらなくなっちゃった!」

ではなく

「騙されなくて良かった!」

と思うようにしましょう。

 

しかし、予めニセの

氏名、電話番号、住所

を用意している詐欺師であれば

ここをすり抜けてきます。

 

なので、

次のポイントも抑えておきましょう!

 

ここがおかしい!

②先払いでギフト券の電子マネー

支払いは振込みなどではなく

Amazonギフトなどの電子マネー

となる手口が多いようです。

 

足がつきにくいのと

無効で受け取れないなどと

自分に非がないように逃げられる

 

のが理由かと思われます。

 

先払いという点に関しては、

ネットショッピングでもあるので

なかなか疑問がわきませんが、

見ず知らずの人に先払い要求は

おかしいです。

 

売りましょうか?って

親切心を見せているようでお金は先!

この点からもちょっと違和感がありますね。

 

先払いは絶対に止めましょう!

この点で確実なのは、

代引き、直接会っての取引、後払い

になると思います。

 

発送連絡後はどうでしょうか?

発送しました

の一言だけでは 怪しいですね。

 

発送の伝票の写真などを見せてきた

としても油断なりません。

詐欺師は巧妙です。ニセの物である

可能性があります。

 

追跡番号は

まだ出荷したばかりだから反映されていない

など様々な言い訳を持っています。

確実に商品が手に入るタイミングでの

支払いを心がけましょう。

 

また、ギフト券の電子マネー支払いは

明らかにおかしいですね。

手数料がかからないとかこちら側に

メリットがあるような色々理由を

つけてきそうですが、根本的に

おかしいので、気をつけましょう。

 

もしも騙されてしまったら・・・

消費生活センター、弁護士に相談しましょう。

 

相談しても結局、

騙されて泣き寝入りしかない状態に

なっている被害者もいますが、

なぜでしょうか?

 

騙した相手がどこの誰だか

わからないからです。

 

そのためにも相手の素性や取引の痕跡

などしっかり取るようにしておきましょう。

 

まとめ

冷静に個人対個人のやり取りを見ると

おかしなところや抜けなどが多くありますね。

 

もしも個人対個人のやり取りを

するのであれば、入念な対策が必要です。

 

騙されてしまった際も詐欺師側の情報は

多ければ多いほど返金などの望みが

あるため、しっかりと相手を知るように

心がけましょう。

 

なお、やり取りの際には、こちらからも

氏名、住所、電話番号など

個人情報を相手にさらす形になるので

極力、個人対個人のやり取りはしない方が

良いかとは思います。

 

仮にお金が騙し取られることを

防げたとしても個人情報を取られたら

詐欺の二次被害にも繋がる恐れがあるので

十分に注意しましょう。

おすすめの記事